骨盤矯正で腰痛が良くなる？
「整体＝骨盤矯正」と言ってもいいくらいにこの骨盤矯正という言葉は世の中に出回っていますね。
私も以前は骨盤矯正を患者さんに施していました。
しかし、今は骨盤矯正を施していません。
私の院では骨盤矯正をしていませんが、結果的に腰痛が良くなっていきます。
腰痛だけでなく、膝の痛みや股関節の方なども骨盤矯正を施していません。
では、この骨盤矯正とは何なのでしょうか？
私が最初に習った整体では骨盤の左右の高さなどの傾きや、骨盤の捻じれ（頭方向から骨盤を見たら、左の骨盤が前、右の骨盤が後ろにズレている。）を測定していました。
骨盤がズレていると、足の左右の長さが変わってしまい、「骨盤がズレている」と判断していました。
確かにこのような骨盤や足になっている方は沢山います。
しかし、当院ではここに着目する必要が無いと考えています。
上に書いたようなことを見たり聞いたりしたことはありますよね？
「骨盤がズレています。」や「足の長さが左右で違います。」と言われたら、嫌ですよね？
『骨が左右対称で全部同じ長さをした人』が前提で、この骨盤矯正の考え方は成り立つと思うのです。
もし、骨が左右対称でない人が骨盤矯正をしたら‥。
ずっと、足の長さや骨盤が整いませんね。
そして、当院では以外とこのような左右で骨の長さが違う人が多く来られているので、骨盤や足のサイズや寸法を測る測定はしないのです。
しかし、サイズや寸法が左右で違っていても骨盤矯正はしてもいいと思います。
世の中の多くの骨盤矯正をしても効果があると思います。
骨盤矯正をすることで筋肉が弛むので、そこに効果があるのです。
筋肉が弛むことで骨を引っ張って歪んでいた骨盤が元に戻ることで、例え結果的に寸法が左右で違ったとしても、筋肉の緊張が無いわけですからそこを通っている血液やリンパの循環が良くなるはずなのです。
私が考えているのは腰だけの骨盤矯正ではなく、全身矯正すれば全身の循環が良くなると思っています。
その方がいいと思うのです。
