バレエの腰への負担
前回は股関節の話でしたが、私がバレエをしている頃を思い出しましたので、今回はバレエをすることで体への負担の話です。
確か私がバレエを習っている頃はピアノを超えたバレエ人口になっていた頃だと思いますので、たくさんバレエをしていた子供がいたと思います。当時はすでに私は大人でしたが‥。
縁あってバレエをしており、先生と生徒というよりは師匠と弟子に近い関係性でお稽古をしていたと思います。
先生が「アンドゥオールしなさい。」と言ったらアンドゥオールするのです。
そもそもバレエ=アンドゥオールです。
バレエでいうアンドゥオールとは脚の回外です。
このイラストはこちらを向いた人が右脚をアンドゥオールしている場面です。
脚全体を外に回している状態ですね。
バレエではこのアンドゥオールを両脚ずっとやり続けながら踊るわけです。
なので、基本中の基本なわけです。
しかし、ロシア人のように生まれた時から脚がバレエ向きではない日本人はここに苦労する方は多いはずです。
アンドゥオールするということは脚の付け根から脚全体を外側に回し続ける、そして、日本人なので頑張って外に回し続けます。
アンドゥオール1つとっても骨盤に負担を掛けているのがわかりますね。
「アンドゥオールする」という意識は筋肉を縮める意識をし続けることなので、筋肉が悲鳴を上げて当然なのです。
そして、小学生でも「腰が痛い」と言っている子はいるのですね。
そうなってしまうとマズいですね。
ずっと何年もバレエを続ける気持ちでいるはずなので、既に痛い部分があると壊れてしまうのは予想がつきやすいかもしれません。
脅かして終わりみたいになってしまいますが、今日はここまでです。