膝の水
前前回は膝、そして前回は腰の炎症と来ましたが、また膝に戻ります。
膝の水について話します。
膝の水が膝の関節に溜まると、というかいつも一定量溜まっているのですが‥。
膝のトラブルによって、膝の水が通常よりも増えることがあります。
そのような膝は腫れていたり、痛みが出たり、膝を曲げづらくなったりします。
上の図は膝関節のイラストです。
太ももの骨とスネの骨が描いてあり、真ん中に水色が膝の水です。
正式には関節液とか滑液と呼ばれます。
膝の水は関節包という袋が関節周りにあって、膝の水が外に漏れ出ないようになっています。
なので、膝の水が増えるとこの関節包がパンパンになってしまい、正座など膝を曲げようとするとパーンと張ってきつくなるのです。
なぜ、膝の水が溜まるかといいますと、血液の代わりで関節付近を治癒したり、細かい削れてしまった軟骨や骨粉を除去しようとしているようです。
なので、膝の水が溜まっている時は、「回復しよう。」という体の意図が働いているように思えます。
整形外科などで膝の水を抜いたり、ヒアルロン酸を注入したり、するのは私はあまりお勧めはできないと思っています。
さきほどの説明から言えば、膝の水は必要があって溜まっているのですから。
痛かったり腫れていたりすると「回復してないのでは?」という心理になりそうですが、きちんと回復しようと体は頑張ってくれているのです。
今回はここまでです。
まとめると、膝の水は回復の作用の一環である、と言えるのを覚えておいてください。