坂本あんらくの整体冒険記

体のこと、健康のこと、経験を通して感じたことを綴っていきます。

膝が悪化している時(炎症)

前回は、膝の痛みが悪化しないように痛い動作はしない、という話でした。

 

この記事を読んでいただいている皆様には非常に細かいと感じるかもしれませんが、膝が悪化する時の話をします。

 

膝が悪化する時は、痛い時ですか?

 

どうでしょうか?

 

どう思われますか?

 

先に正解を書いてしまいます。

 

正解はYESです。

 

しかし、慢性症状になって膝が何か月も歩く時痛いようでしたら炎症は治まっていると思います。

 

この『炎症』が今日のポイントになります。

膝が急に激しく痛くなったりした時は、炎症が膝周辺に起きている可能性があり、その状態は極力早めに治まるようにしていきたいのです。

 

なぜならば、炎症で骨や軟骨が破壊される可能性があるからです。

 

炎症を起こしているということは、その部分は腫れていますよね?

 

その張っている皮膚の奥は血液が集まっています。

だから手のひらで触ると熱く感じるのです。

 

「血液が集まることはいいことでは?」と声が聞こえてきそうですが、そうでもありません。

血液循環が滞りなく巡ることと、血液が一か所に集まり過ぎることとは意味合いが少し違います。

 

膝の話から脱線しないように書きますが、血液には酸素と栄養、体を防御する細胞も入っていますので、「血の巡りがいい。」というのは健康に繋がります。

 

ただ、この血液が一か所に集まり過ぎると、「体を防御する作用」が強まり過ぎて、筋肉や骨や軟骨を攻撃してしまうことがあります。

 

骨や軟骨が“体を防御する細胞”から攻撃され続けると、骨や軟骨の破壊が進むことになります。

 

一晩で関節が壊されることはないと思いますが、ずっと膝の炎症が続いていた場合は、その炎症期間に少しずつ関節が壊されていきます。

 

関節が破壊されるということは、脚のシルエットが変わることになります。

脚を真っすぐにして、関節が湾曲している状態になっていきます。

 

このイラストになるまでは結構な期間掛かると思いますが、こうなりたくないのであれば膝周辺に炎症を起こさないでください。

 

炎症は膝関節に負担を掛けることで起きやすくなりますので、脚や膝の使い過ぎは避けなければなりません。

 

例えば、登山はしない方がいいですし、無理なスクワット、無理な正座なんかもしない方がいいですね。

 

何回もいいますが、負担を掛けないことが重要です。