坂本あんらくの整体冒険記

体のこと、健康のこと、経験を通して感じたことを綴っていきます。

股関節の痛み

以前、バレエをしていた時に股関節が痛い時期があったのを思い出しました。

 

脚をよく使っていたので、脚の筋肉の負担のバランスが偏って骨盤の筋肉に負担が掛かっていたと考えられます。

 

特に骨盤の前の腸腰筋が硬くなっていたと思います。

イラストのように腸腰筋というと大腰筋と腸骨筋を差します。

働きが似ていたり、同じ付近に付いているのでまとめて腸腰筋と呼ばれています。

 

股関節とは骨盤と大腿骨の付いている関節のことを言い、“腸腰筋の関節”と言ってもいいんじゃないかな、と思ったります。

 

バレエをやっている時はここが痛かっただけでなく、膝も痛かったように思います。

あと、足の底も痛かったことを思い出します。

 

その頃は、整体をしていませんでしたので、筋肉をいかに回復させるか、とか関節成分が減らないように、とかそのアプローチをしていたと思います。

 

筋肉が縮まって硬くなり、それが続くと痛みが出ます。

なので筋肉を回復させようと休養や栄養を摂ることももちろん大事です。

 

スポーツではサッカーとか陸上とか、走ったり脚をよく使うスポーツは股関節を正しくケアしておかないとスポーツがそもそもできなくなります。

 

今回は脚を使い過ぎると股関節を痛めやすいというお話でした。

塩分が足らない

前回はアルコールに関するお話でしたね。

 

今回は塩分が足らないかもしれないお話になります。

こんな題材にすると「わたしなんか塩分摂り過ぎで不健康な食生活になっちゃってます。」と聞こえてきそうですが、「そうでもないかもしれません。」という返事ができると思います。

 

患者さんの体を触っていて、「塩分が足りないな。」と思うことがあります。

 

筋肉が硬~くなっている人は塩分が足りないであろう、と予測することがあります。

 

筋肉は使い過ぎで硬くなることが一般的な考え方ですが、塩分が足りなくても高くなり得ます。

それは、血液が関係しているからです。

 

まず筋肉の使い過ぎで硬くなるのは、疲労物質が筋肉内に留まり続けているからです。

その疲労物質が筋肉から無くなると筋肉は柔らかくなります。

 

当院の整体によってこれらの移行をすることができますが、整体を受けなくても疲労物質を無くする方法があればなんでもよいのです。

 

 

そして、塩分が足りない時の話ですが、前提として塩分濃度によって血液量が比例して変化します。

塩分濃度が低いと少ない血液量、塩分濃度が高いと血液が多くなる。

 

血液が塩分濃度によって短時間で多くなるはずなので、血液の中は薄まります。

 

ここまで、大丈夫ですか?

 

で、血液の中が薄まるということは毛細血管内も移動しやすくなるはずです。

 

そして、筋肉内の疲労物質が筋肉細胞から血液に排出されて、筋肉が柔らかくなります。

 

筋肉が縮まって硬くなるのは、疲労物質があるからなので、疲労物質がなくなることで柔らかくなるのです。

 

筋肉が硬いと循環が悪くなります。

 

塩分のお話でした。

アルコールを飲むと性格が変わる

今回はアルコールを飲んで性格がガラリと変わる人のお話です。

 

私が飲むのはビール・ワイン・日本酒くらいですかね。

沢山飲むことはほとんどありません。

 

宴会の時に酔うのも楽しいですね。

 

そこでアルコールを飲んで性格がガラリと変わる人がいます。

 

そのような人は大きなストレスを日常で抱えているようなのです。

徹底的に調べたわけではないですが、ほぼそうだと思います。

 

特に笑い上戸なら全然いいと思いますが、時には酒乱になると聞いたことがたまーにあります。

 

本人が言うわけではなく、周りの人が言います。

 

お話を聞いていると「やめてほしい。」という懇願ですね。

 

ここでアルコールを飲んでネガティブに性格が大きく変わる人をそうならないようにしたい場合は大きな壁にぶつかるかもしれません。

 

それはまずアルコールを飲む本人に自覚が少なかったりします。

 

そんな時に回りが当人を変えさせようと動くのは困難かもしれないのです。

 

当人が気づいてくれれば、その方のストレスを癒していく方向で改善策が立てられるのです。

 

当人が家族だった場合は相当なエネルギーを使うと思います。

 

改善策は無い訳ではないことを知っておいてください。

ベーカー嚢胞と膨らみ

前回は膝の水の話でした。

 

今回は膝の裏に膨らみが出来てしまって、膝を曲げるのが痛くて困難になっている人もいるかもしれませんので、ベーカー嚢胞について話します。

 

ガングリオンとは違って膝の皮膚の下にコリコリした膨らみがあったら、ベーカー嚢胞かもしれません。

 

膝に水が溜まって、そのままにしていると関節を包んで膝の水を適切に蓄えている関節包の袋が変形して外に膝の水が飛び出ることがあるようです。

上のイラストのように膝の後ろに水が風船状に膨らんでいますね。

 

なぜ、こうなるかというと膝の水が増えすぎてパンパンになっているのに、そのままにしている場合、関節包が水で変形してその部分だけ膨らんでしまうのだと推察できます。

 

ですので、「膝の後ろだけにできる」わけではないと知っていてください。

 

で、このベーカー嚢胞が治るのか?という部分ですが、治る可能性は十分にあります。

 

まず、膝の水が増えっぱなしでは、どうすることもできないですよね?

 

なので、膝に掛っている負担を減らして、膝の水が多く作られないように養生するのがいいと思います。

 

 

膨らんだ風船状の袋ですが、例えば、耳にピアスをして何年もピアスを通していなかったら、ふさがることがありますね。

それと同じように、袋に繋がる水の通り道もふさがるはずです。

耳は外にあるのにふさがるわけですから、体内ではもっとふさがるのが早いかもしれません。

 

体は自己治癒をしているので、このような現象が起こるのです。

 

今回はここまでです。

膝の水

前前回は膝、そして前回は腰の炎症と来ましたが、また膝に戻ります。

 

膝の水について話します。

 

膝の水が膝の関節に溜まると、というかいつも一定量溜まっているのですが‥。

膝のトラブルによって、膝の水が通常よりも増えることがあります。

 

そのような膝は腫れていたり、痛みが出たり、膝を曲げづらくなったりします。

 

上の図は膝関節のイラストです。

太ももの骨とスネの骨が描いてあり、真ん中に水色が膝の水です。

正式には関節液とか滑液と呼ばれます。

 

膝の水は関節包という袋が関節周りにあって、膝の水が外に漏れ出ないようになっています。

 

なので、膝の水が増えるとこの関節包がパンパンになってしまい、正座など膝を曲げようとするとパーンと張ってきつくなるのです。

 

なぜ、膝の水が溜まるかといいますと、血液の代わりで関節付近を治癒したり、細かい削れてしまった軟骨や骨粉を除去しようとしているようです。

 

なので、膝の水が溜まっている時は、「回復しよう。」という体の意図が働いているように思えます。

 

整形外科などで膝の水を抜いたり、ヒアルロン酸を注入したり、するのは私はあまりお勧めはできないと思っています。

 

さきほどの説明から言えば、膝の水は必要があって溜まっているのですから。

 

痛かったり腫れていたりすると「回復してないのでは?」という心理になりそうですが、きちんと回復しようと体は頑張ってくれているのです。

 

今回はここまでです。

 

まとめると、膝の水は回復の作用の一環である、と言えるのを覚えておいてください。

腰での炎症が起こったら‥

前回は、膝の炎症が起こった時の話をしましたね。

 

今回は炎症の繋がりで、腰にフォーカスしたいと思います。

 

膝と同じなのですが、腰に長期間炎症が起きているとマズいのです。

特に腰椎の部分の炎症は避けたいところです。

これは骨格ですが、赤く塗られている背骨が腰椎です。

 

この腰椎付近が炎症を繰り返していたりすると、前回でも述べたように過剰な血液の集まりによって、骨や軟骨の破壊が進んでしまう可能性があります。

 

骨や軟骨の破壊が進んで痛みやシビレがある状態で、整形などにいくと先生に「あなたの腰は軟骨が潰れています。」「腰椎椎間板ヘルニアです。」と言われます。

 

軟骨が潰れているから痛かったり、ヘルニアだから痛みしびれが出ているのではないと私は感じています。

 

腰が痛いのを放っておく人がいますが、骨と軟骨の破壊が進んで行くと更に腰椎が炎症を激化して、痛みもしびれも耐えられないほどに進んでいくのです。

 

その状態でレントゲンを撮るので、骨破壊、軟骨破壊の結果が写真に写るのです。

この絵は腰椎を現していて、骨と骨の間に水色の軟骨が書かれています。

 

20歳から中年までの人は骨が強く軟骨の破壊が進む可能性が高いかもしれません。

 

少年少女や老年の人は骨が柔らかかったり脆かったりするので、骨破壊に注意です。

 

これらの症状は、腰などに負担を掛け続けたり、負担が蓄積しなければ、起こらない症状です。

 

このような症状になっても、当院では手術しないで痛みしびれが治る整体をしています。

膝が悪化している時(炎症)

前回は、膝の痛みが悪化しないように痛い動作はしない、という話でした。

 

この記事を読んでいただいている皆様には非常に細かいと感じるかもしれませんが、膝が悪化する時の話をします。

 

膝が悪化する時は、痛い時ですか?

 

どうでしょうか?

 

どう思われますか?

 

先に正解を書いてしまいます。

 

正解はYESです。

 

しかし、慢性症状になって膝が何か月も歩く時痛いようでしたら炎症は治まっていると思います。

 

この『炎症』が今日のポイントになります。

膝が急に激しく痛くなったりした時は、炎症が膝周辺に起きている可能性があり、その状態は極力早めに治まるようにしていきたいのです。

 

なぜならば、炎症で骨や軟骨が破壊される可能性があるからです。

 

炎症を起こしているということは、その部分は腫れていますよね?

 

その張っている皮膚の奥は血液が集まっています。

だから手のひらで触ると熱く感じるのです。

 

「血液が集まることはいいことでは?」と声が聞こえてきそうですが、そうでもありません。

血液循環が滞りなく巡ることと、血液が一か所に集まり過ぎることとは意味合いが少し違います。

 

膝の話から脱線しないように書きますが、血液には酸素と栄養、体を防御する細胞も入っていますので、「血の巡りがいい。」というのは健康に繋がります。

 

ただ、この血液が一か所に集まり過ぎると、「体を防御する作用」が強まり過ぎて、筋肉や骨や軟骨を攻撃してしまうことがあります。

 

骨や軟骨が“体を防御する細胞”から攻撃され続けると、骨や軟骨の破壊が進むことになります。

 

一晩で関節が壊されることはないと思いますが、ずっと膝の炎症が続いていた場合は、その炎症期間に少しずつ関節が壊されていきます。

 

関節が破壊されるということは、脚のシルエットが変わることになります。

脚を真っすぐにして、関節が湾曲している状態になっていきます。

 

このイラストになるまでは結構な期間掛かると思いますが、こうなりたくないのであれば膝周辺に炎症を起こさないでください。

 

炎症は膝関節に負担を掛けることで起きやすくなりますので、脚や膝の使い過ぎは避けなければなりません。

 

例えば、登山はしない方がいいですし、無理なスクワット、無理な正座なんかもしない方がいいですね。

 

何回もいいますが、負担を掛けないことが重要です。